2017年8月3日木曜日

平安時代の邸宅跡発見=過去最大級、有力貴族か

京都市埋蔵文化財研究所は3日、同市中京区で、平安京の遺構としては最大規模の邸宅跡が見つかったと発表した。同研究所によると、当時の有力貴族の邸宅で、平安時代前期の840年ごろまでに建てられたとみられる。
 
発掘されたのは、柱を直接地面に埋め込む「掘立(ほったて)柱建物」など4棟の遺構で、最大のものは東西約21メートル、南北約9メートル。使用人が寝泊まりや食事の準備をした「御厨(みくりや)」とみられる跡も見つかり、周囲からは、当時高級品だった緑釉(りょくゆう)陶器や灰釉(かいゆう)陶器が出土した。
 
建物の所有者は不明だが、天皇の平安宮に近く、敷地が1町(約120メートル)四方に及ぶことから、都に数人程度しかいなかった三位以上の官位を持つ貴族と考えられる。
 
同研究所の吉崎伸調査課長は「庭園跡がなく各建物が独立しているなど、奈良時代の古い建築様式を残している。平安前期の貴族の生活がうかがえる貴重な遺構だ」と話した。
infoseek newsより

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