2017年8月6日日曜日

台風5号、九州南部に午後上陸の恐れ

強い勢力の台風5号は、6日午後1時には鹿児島県種子島の北東約30キロをゆっくりと北東に進み、九州南部は大荒れの天気となった。台風は午後に九州南部に上陸するおそれがあり、その後勢力を弱めながら、7日に四国に到達する見込み。この台風で鹿児島、宮崎両県で2人が死亡、9人が負傷した。
 
象庁によると、6日午後1時現在の台風の中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。降り始めからの総雨量は鹿児島県奄美市で651ミリに達したほか、宮崎県美郷町で398ミリ、鹿児島県屋久島町で221ミリを記録した。
 
強風にあおられて転倒するなどの被害も相次いだ。鹿児島県では5日に屋久島町と南種子町の男性が死亡した。5日から6日にかけて、鹿児島市鹿児島県日置市宮崎市で男女9人が重軽傷を負った。また、鹿児島県では正午時点で1万800戸が停電している。
 
市町村も警戒を強める。鹿児島県では瀬戸内町が全域に避難指示を継続しているほか、午前10時現在、7市町村が全域に避難勧告を出している。宮崎県都城市は午前9時現在、市内全域に避難勧告を出している。
 
九州北部豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市も午後2時、旧杷木町など4480世帯に避難指示を、それ以外の1万6763世帯に避難勧告を出した。行方不明者の捜索やボランティアの受け入れは中止している。同県東峰村も村内の3地区に避難指示、それ以外の地域に避難勧告を出した。大分県日田市も大鶴、小野、東有田の3地区1480世帯(4040人)に避難勧告を出した。
 
台風の動きが遅いため、雨や風の影響が長時間にわたる可能性があるとして、気象庁土砂災害や河川の氾濫(はんらん)に警戒を呼びかけている。7日正午までに予想される24時間雨量は、四国が700ミリ、九州南部・北部が500ミリ、東海300ミリ、近畿250ミリ、奄美200ミリという。  朝日新聞より

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