トランプ米大統領の口から北朝鮮との戦争の話が出てきたという。1日(現地時間)、米共和党のリンゼー・グラム上院議員によると、トランプ大統領が「北朝鮮の(核ミサイル)プログラムと北朝鮮を破壊するための軍事的オプションが存在する」とし「もし彼らを防ぐ戦争がある場合、それは向こう(韓半島)になるだろう」と述べたということだ。グラム議員は「数千人が死亡するとすればそれは向こう側(韓半島)で死ぬはずであり、ここ(米本土)では死なないとトランプ大統領が話した」と伝えた。
その間、米国が北朝鮮に対する攻撃を暗示したことはあるが、「軍事的オプションも排除しない」という程度だった。今回のように北朝鮮との戦争を具体的に、それも米大統領が自ら発言したことはなかった。前後の脈絡がどうであれ、トランプ大統領の頭の中にこうした韓半島(朝鮮半島)戦争シナリオが存在するという事実だけでもぞっとする。トランプ大統領は数千人というが、韓半島で戦争が発生すれば数十万-数百万人が死亡することになるはずだ。
ただ、同じ時間にティラーソン国務長官は正反対の発言をしたという事実にも注目しなければいけない。ティラーソン長官はこの日、「米国は北朝鮮の敵でも脅威でもないことを伝えるために努力している」とし「北朝鮮が望む安保と経済的繁栄に関連し、未来について対話することを望む」と明らかにした。米国の対外政策のナンバー1とナンバー2が完全に違う対北朝鮮メッセージを出したのだ。
こうした相反するシグナルが出てきたのは米国が「圧力」と「懐柔」という2つの戦略を同時に駆使するためだろう。米国の対北朝鮮基本路線である「最大限の圧力と関与」戦略だ。この最大限の圧力戦略こそ北朝鮮との対話を引き出す最善の案だ。想像もしたくない韓半島での戦争を避けるには、国際社会の強力な対北朝鮮制裁に積極的に参加する以外に方法はないということを銘記する必要がある。 中央日報より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年8月3日木曜日
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