メキシコ国境での壁の建設費用の捻出を目的に、国家業務を停止するとしたアメリカのトランプ大統領の示唆により、アメリカの金融市場に動揺が生じています。
イルナー通信によりますと、トランプ大統領のこの示唆により、ナスダックとダウ平均株価が下落したほか、政府の負債の上限の引き上げに向けた、アメリカ議会の努力にも陰を落としています。
アメリカ議会は、今年の10月1日までに来年度予算案を可決し、負債の上限を引き上げることになっています。
トランプ大統領は、議会がメキシコ国境での壁の建設費用の捻出に同意しなければ、政府機関の業務を停止するとしています。
トランプ大統領は、不法な移民の流入を防ぐため、メキシコ国境における壁の建設計画を打ち出していますが、その費用はおよそ140億ドルと見積もられています。
アメリカ民主党は、この壁の建設費用は毒入りの錠剤に等しいとしています。
民主党及び、共和党派の大半が、この壁の建設の意義に疑問を提示しています。
また、移民の権利を擁護する団体も、このような壁の建設により不法移民の流入を阻止することはできず、アメリカとメキシコの関係に弊害を及ぼすだけであると主張しています。 Pars Todayより
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