画像は「Express」より引用
やはり、我々は滅亡する運命にあるのだろうか。超巨大ブラックホールが地球に向かって爆走しているという絶望のニュースが舞い込んできた。さらに、このままいくと、いずれ地球を飲み込み、人類を含めた全ての地球上の生物が滅亡するというのだ!
英紙「Express」(7月31日付)によると、地球がある天の川銀河の隣、アンドロメダ銀河の中心に存在する、太陽の400万倍以上の質量を持つ巨大ブラックホールが、秒速110km(時速約40万km)で我々の住む天の川銀河に向かって近づいてきているという。
隣の銀河の出来事と思うかもしれないが、天の川銀河とアンドロメダ銀河は重力により互いに引き付けあっており、いずれ衝突する運命にあると言われている。それも単なる衝突ではなく、超巨大ブラックホールが我々もろとも天の川銀河を飲み込んでしまうというから問題だ。
画像は「Express」より引用
焦ったところで地球から逃げられるわけではないが、気になる衝突時期はいつになるのだろうか? 果たして、我々に心の準備をする時間は残されているのだろうか? ご心配なく。アンドロメダ銀河は250万光年先にあるため、超巨大ブラックホールが天の川銀河を飲み込むのは40億年後のことになるとのことだ。とりあえずのところ我々に危険はない。
だが、これで安心していられないのが宇宙の厄介なところ。というのも、ほとんどの銀河系の中心には超大質量ブラックホールが鎮座していると考えられており、もちろん我々が住まう天の川銀河にも、地球から2万6千光年離れた、いて座A*の方向に太陽の410万倍ほどの超巨大ブラックホールが存在するからだ。
画像は「Express」より引用
科学ニュースサイト「Phys.org」(2016年8月16日付)のフレイザー・チェイン氏によれば、そのブラックホールは「獰猛なサメのように惑星のシステムを引き裂き、飲み込んでいる」というから恐ろしい限りだ。その上、以前トカナでもお伝えしたように、銀河系を脱出しつつある超巨大ブラックホールが時速約720万kmという驚異的なスピードで宇宙空間を疾走していることも分かっている。
近年、アインシュタインが予言していた重力波が検出されるようになり、かつて何度もブラックホール同士の衝突が起こっていたことが明らかになってきた。どうやら我々が想像していた以上に、宇宙にはブラックホールが溢れているようだ。
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