2015年1月23日金曜日

インフルエンザ警戒レベル

国立感染症研究所は23日、18日までの1週間に全国約5000の定点医療機関を受診したインフルエンザの患者は平均37人で、全都道府県で警報レベルの30人を超えたと発表した。医療機関内での集団感染による死亡例や高齢者の重症化が目立つことから、専門家は抗ウイルス薬の予防投与を呼び掛けている。
 
感染研によると、この間のインフルエンザ患者数は推計201万人で、2週連続で200万人を超えた。九州地方での増加が目立ち1医療機関当たりの患者報告数は宮崎県99.58人▽沖縄県84.78人▽熊本県73.59人▽佐賀県69.74人▽大分県66.47人−−など。

検出されたウイルスはA香港型(H3N2)が最も多い。他の型に比べ、高齢者や小児で重症化しやすいと言われる。報告された入院患者の66%が60代以上で、22%が9歳以下だった。

インフルエンザに詳しい菅谷憲夫けいゆう病院感染制御室部長は「今季のインフルエンザは成人にはワクチンの効果がほとんどない。タミフルなど抗ウイルス薬の予防投薬を徹底すべきだ」と話す。

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