2015年1月9日金曜日

宇宙計画を安保重視に…衛星の情報収集強化へ

政府の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍首相)は9日、安全保障を重視した新しい宇宙基本計画を決定した。
     
 
計画は、〈1〉宇宙安全保障の確保〈2〉新たな産業の創出など宇宙利用推進〈3〉産業や科学技術基盤の維持・強化――の3点を目標として明示。その上で「わが国の安全保障環境が一層厳しさを増している」ことを背景に、安全保障に関する宇宙技術に手厚く予算を付ける方針を示した。
 
中でも、高精度な位置情報システム(日本版GPS)を担う「準天頂衛星」は、現在の1基から17年度には4基に増やし、最終的に24時間の利用が可能になる7基を整備する。また、事実上の偵察衛星の情報収集衛星は高性能化を進める。宇宙航空研究開発機構が持つ技術を活用し、防衛省と連携することも明記した。
                                                  読売新聞より

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