円安とロシアと中国がドル決済を停止
ロシアと中国は2国間の貿易(年間800億ドル)決済にドルを使用せずにルーブルと元を使用すると発表していますが、この《ルーブル・元》決済システムを他の衛星国にも広げていき、《ルーブル・元》決済システムを将来的には今の10倍以上である1兆ドル(120兆円)規模にまで拡大することを目標にしていると以前ロシアの外交官は述べていましたが今回正式に《ルーブル・元》決済システムを導入したことで、世界には3つの通貨圏が出来たことになります。
ドル決済圏
ユーロ決済圏
ルーブル・元決済圏
この中で最も脆弱な決済圏であるユーロが投機筋に狙われるのは当然となります。
また、ロシアと中国は《物々交換決済システム》を導入しており、これは北朝鮮にも導入していますが、この《物々交換決済システム》は世界経済、世界金融市場にもの凄いインパクトを与えることになります。
なぜなら人・物が外部に出て来なくなるからです。
その一つとして、ロシアと中国は観光旅行者の交換を進めており、ロシア人は中国に、中国人はロシアに、とお互いに派遣しあう形となるのです。
数から言えば中国人の方が圧倒的な数となりますが、中国人のいく先は、¨エルミタージュ¨が最も多くなると見られており、この¨エルミタージュ¨をみた中国人はロシアを見直すとも言われています。
旧ロシア帝国の富の凄まじさを目にすることができるからです。
*また中国人はフランスのルーブルにも多く行っていますが、今や中国人は世界的美術にもの凄い関心を持ち始めており、単なる観光ではなく、勉強を兼ねて旅行しており、これがあと10年も続けば、中国人の西洋化が知識レベルにまで達し日本人は到底太刀打ちできなくなるはずです。
毎年何百万人がロシアや西洋の美術に触れ勉強していけば10年後にはとてつもない数の知識層が出来上がるからです。
ロシアと中国が決済システムでも組んだ以上、今年2015年はドルの《一人勝ち》と《ユーロの崩壊》が進み、そして円はアジアのローカルカレンシーに格下げされることになるのは避けられませんが、1ドル150円で止まればよい方で最悪の場合、1ドル200円突破もあり得る金融情勢になります。
アジア・極東でも存在感をなくし始めた円を買う投資家がいなくなるからです。
ヨーロッパの年金ファンドも中央銀行もこれ以上日本の格付けが下がりますと日本円を持てなくなり、所有しています円を売却することになります。
2015年は猛烈な円安が進む一年になるでしょうが、一旦制御が利かなくなれば円の下落は止めようがなくなり、1ドル1000円、2000円という超円安が襲ってきましても何ら不思議ではありません。
その時、日本は殆どの物資を輸入出来なくなり我々日本人の生活は破壊されることになりますが、大方の日本人はそのことに気づいていません。
ドルで決済が出来る【現物資産】を持つということはいざというときにその【現物資産】を売却して生き延びるためであり、最悪の場合、海外に疎開する時に使うためでもあるのです。
円が暴落し1ドル1000円になればガソリンもコーヒーも今の5倍、10倍しましても何ら不思議ではない社会となります。
その時にドル建て資産である稀少金貨、ダイヤモンド、絵画、アンモライト宝石等を所有していれば、生き延びることができます。
円しか保有していなければ何も買えない時がくるかも知れないのが円安の恐ろしさなのです。
今ギャラリープレシャスに中国人富裕層が稀少金貨、ダイヤモンド、絵画を売ってくれと来ていますが、彼らの頭の中にあるのは今の経済情勢ではなく、来る将来の大混乱した社会であり、その時に備えて世界的現物資産である稀少金貨、ダイヤモンド、絵画等を買い集めているのです。
NEVADAより
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