2018年7月27日金曜日

ラオス首相「過去数十年で最悪の災害だ」 カンボジアでも25000人が避難

ラオス南東部で建設が進められていた水力発電用のダムが決壊した影響で、隣国カンボジアの北部でも推計2万5000人が避難を余儀なくされていることが27日までに分かった。

国営メディアが報じたところによると、カンボジア北部ストゥントレン州の当局は、決壊したダムの下流に位置する町や村の住民を対象に避難を促している。決壊の影響で当該地域の水位は12メートル以上上昇したという。

同メディアはまた、カンボジア政府の発表として、26日午後の時点で水が引く兆候は見られないと伝えた。

今回のダムの決壊では50億立方メートルの水が放出され、ラオス南部では少なくとも26人が死亡、6000人が家を失った。

現地を視察したラオスのトンルン首相は、同国にとって過去数十年で最悪の災害だとしたうえで「激流が瞬く間に村々へと流れ込み、家屋や住民を押し流した。高台に逃げられなかった人が数多くいた」と述べた。CNNニュースより

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