2018年7月29日日曜日

韓国、ラオス・ダム決壊の6日後やっと救援隊派遣『やることはやった』と形だけの行動

ラオス南部で23日夜に建設中のダムが決壊し、多数が死亡、数百人が行方不明となっている事故で、ダム建設に関わっていた韓国は直後、緊急救援隊を現地に派遣することを決めたが、何と本隊は事故発生から6日後の29日に派遣するという。手抜き工事疑惑も指摘されるなか、これで“緊急”といえるのか。 
「救援隊を緊急派遣し、政府レベルの強力な救援対策を準備してほしい」
 
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、ダム決壊を受けて、こう指示した。韓国紙、中央日報(日本語版)が伝えた。
 
ダム建設は、韓国のSK建設や韓国西部発電などが設立した合弁企業が行っていた。韓国政府としては当然の対応だ。
 
聯合ニュース(同)によると、注目の救援隊は消防庁を中心に約30人となる見通しだったが、26日に出発した先発隊はわずか7人。中国メディアなどが、韓国の対応に疑問を投げかける報道を始めた。
 
韓国外交部は27日、緊急救援隊を29日に派遣する方針を明らかにした。救援隊は、医療スタッフ15人と支援スタッフ5人から構成されるという。ただ、先発隊と合わせても、当初予定されていた30人より少ない。
 
今回のダム決壊では、日本の黒部ダムの貯水量(2億トン)の25倍、50億立方メートルもの大量の水が一気に流れ込んできたという。甚大な被害が出ているが、この程度の対応でいいのか。
 
韓国事情に精通するジャーナリストの室谷克実氏は「韓国は東日本大震災でも日本に救援隊を送ってきたが、当初10人弱だった。今回も、これだけ広い地域の水害に、30人弱でどこまで支援できるのか疑問だ。今回のダム決壊について、今後、韓国への損害賠償請求といった議論が出てくるだろう。その時に『やることはやった』『救援隊も送った』と主張するための形だけの行動に思えてならない」と指摘した。夕刊フジより

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