中国政府は2015年、イノベーション型の経済成長方式へ転換し、製造大国から製造強国への転換を加速させるためのロードマップ「中国製造2025」を打ち出した。製造業の高度化に向けては技術だけでなく、人材育成や制度、政策など多岐にわたるアップグレードが求められることになるが、中国製造業の高度化は果たして成功するのだろうか。
中国メディアの快資訊は19日、中国が製造業の高度化を実現するためには「隠れたチャンピオン(ヒドゥン・チャンピオン、hidden champions)」と呼ばれる企業が多数存在する必要があると伝えている。製造業で高い競争力を持つ日本には「隠れたチャンピオン」の企業が数多く存在し、こうした企業が中国への製品供給を停止すれば中国の多くの産業が困難に陥るという。
経済産業研究所によれば、「隠れたチャンピオン」とは、ドイツの経営学者ハーマン・サイモンが指摘したもので「同族経営・非上場で、地方都市に本社が所在し、社歴が比較的長く、ニッチ市場で世界シェアが極めて高く、売り上げの過半を輸出によっている」中小・中堅企業を指す言葉だ。
記事は、「隠れたチャンピオン」と呼ばれる企業は一般消費者とは直接的な取引関係にない場合が多いため、社会的な知名度は低いことが多いと指摘する一方、ニッチな市場においては「替えのきかない絶対的な地位」を確立していて、その市場における隠れた支配者となっていると指摘。さらに、「隠れたチャンピオン」の数はドイツが世界最多とされており、日本にも数多くの隠れたチャンピオンが存在すると紹介した。
さらに、中国は世界の工場と呼ばれ、製造業の規模こそ大きいが、質が劣ることが問題となっていると伝え、根本的な問題は「基幹技術の多くを国外の隠れたチャンピオンに掌握されている」ことにあると主張。
また、中国の製造業では日本の隠れたチャンピオンに技術や特許の使用料を支払ったり、製品を購入したりするケースが非常に多いと紹介する一方、「これは見方を変えれば日本企業に首根っこを押さえられているのと同じ」であり、常に受動的な立場に追い込まれることを意味すると主張。中国が製造業の高度化を実現するためには、日本やドイツのように「隠れたチャンピオン」を数多く養成する必要があると伝えている。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年4月23日月曜日
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