ホワイトハウスと並んでアメリカの政治の中枢であるワシントンD.C.を象徴する建築物が、ご存知、上層部がドーム型の連邦議会議事堂だ。内部の見学もできることから観光スポットとしても人気の施設だが先日、この議事堂をバックに黄金色に輝くUFOが低空で横切る様子が偶然にもテレビで放送されていた。
8月14日のニュース番組「Fox News」のワンシーンで、議事堂のドーム部分を背景にしたライブ映像に、左下から現れて右上へと素早く駆け抜けていく黄金色の飛行物体が映り込んでいたのだ。
一瞬の出来事でありこのUFOが現場一帯でどのような経路を飛行していたのかなどはまったく不明だが、なんといっても場所はアメリカの政治の中枢である。ドローンなどの飛行は厳に戒められており、そもそもワシントンD.C.の上空は航空機の飛行禁止空域であり、いつでも対空ミサイルが発射できる態勢が整っており、厳重な警戒が敷かれている。
そしてこの黄金色のUFOが実際にどんな形状をしていたのかも、判然としない点だ。もし円盤型であれば真横からのアングルで撮影されたことになるが、ミサイルのような紡錘形の形状かもしれず、また小型の“葉巻型”UFOの可能性もある。それにしても極めて早い飛行速度であることから、ドローンの可能性はほぼゼロだと言えるだろう。議事堂前に出現したことに何かしらのメッセージがあるのかもと気になるところだが、この映像以外には何の情報もないようで謎だけが残る。
■厳重警戒のワシントンD.C.上空にUFOが出現する意味
ワシントンD.C.のUFO目撃事例として有名なのは、1952年の「ワシントンUFO乱舞事件」だ。
1952年7月19日から27日にかけてワシントンD.C.上空に多数のUFOが出現し、連日多くの人々が何度も目撃したが、当局は気象現象であるとアナウンスしてその後一切の言及をしていない。
しかし政府は決して対策を講じていなかったわけではなく、空軍はこれらのUFOをレーダーで捕捉して早い段階から動向を追っていたと言われている。そして幾度か戦闘機をスクランブル発進させてUFOを追跡したものの、UFOは軽くあしらうかのように俊敏な動作で戦闘機の追跡をかわし、逆にUFO数機で戦闘機を包囲するような動きも見せていたということだ。
そしてトカナでもお伝えしたように昨年にはアメリカ大統領選挙でトランプが当選した翌日、ワシントンD.C.上空に火の玉のような謎の飛行物体が目撃され、動画にも収められている。
1952年の比ではない最新のレーダー網と警戒態勢が敷かれている現在のワシントンD.C.上空において、一般の航空機やドローンがこんなにのん気な(!?)空中散歩をできるわけがない。現在は活動を休止している有名なUFO研究家であるスコット・ウェアリング氏も、この未確認飛行物体はレーダーで捉えられるようなものではなかったことを指摘している。もしレーダーで捉えていればすぐにF-16戦闘機がスクランブル発進するはずであるからだ。
アメリカ政府の権力の象徴でありどの州にも属さないこのワシントンD.C.で何かが起きればそれは大きなメッセージをはらむものになることは間違いない。関連する続報のチェックを怠ることができない。 トカナより画像は「Wikipedia」より
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