岸田文雄外相は1日の記者会見で、東シナ海の日中中間線付近で中国のガス田開発を巡り、中国が掘削船を停船させ、新たに何らかの作業を進めているとした上で、中国側に「一方的な開発行為は極めて遺憾だ」と抗議したと発表した。
外務省は31日、中国の移動式掘削船1隻が停船しているのが確認されたと明らかにした。移動式の掘削船の停泊は、昨年10月に確認されて以来という。天然資源が確認されれば、ガス田掘削施設を設置される恐れがあるという。
岸田氏は「一方的な開発や、既成事実化の中止を今後も求めていきたい」と述べた。
東シナ海では国際法上、日本と中国の天然資源の開発権は定まっておらず、日中間は平成20年、海洋境界の画定までの期間について資源開発に協力することで合意。だが、中国側は合意を無視して開発を進め、今年3月時点で中間線の中国側の海域にガス田掘削施設16基を設置している。 スプートニク日本より
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