韓国の朴槿恵前大統領への贈賄罪などに問われたサムスングループの事実上のトップでサムスン電子副会長の李在鎔被告(49)の論告求刑公判が7日午後、ソウル中央地裁で開かれ、特別検察官側は「政経癒着の結果であり、李被告は直接的な利益を受け、かつ、最終的意思決定者だ」と主張、懲役12年を求刑した。判決は25日。
李被告は、2014~16年、3回にわたり現職大統領だった朴被告と会談。父の李健熙会長からの経営権継承や自らの経営権確立に向け、朴被告の協力を得る見返りに、朴被告の親友の崔順実被告らに約束分も含め約430億ウォン(約42億1000万円)を提供したとされる。
特別検察官チームが今年2月、李被告を逮捕、起訴。さらに捜査を引き継いだ検察の特別捜査本部は3月、憲法裁判所の罷免決定で不訴追特権を失った朴被告を収賄の共謀容疑で逮捕している。
公判で李被告は、「経営権継承などに絡み、朴被告に不正な請託をしたことはない」と強調。また、経営権の強化に不可欠だったとされるグループ系列会社のサムスン物産と第一毛織の合併についても「関与していない」と述べ、無罪を主張している。
infoseek newsより
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2017年8月7日月曜日
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