品質の高さで定評がある日本製品。様々な製品に使われる部品は、工作機械によって製造されており、工作機械はすべてのものづくりの基本と言っても過言ではない。中国では製造業の躍進が目立つが、中国の工作機械はどの程度のレベルなのだろうか。中国メディアの今日頭条は17日、「中国で最高レベルの工作機械と日本の工作機械を比べたらどうか」と題する記事を掲載した。
記事はまず、日本の工作機械は輸出が多く、中国以外にもドイツ、米国、イタリアなどに輸出しており、海外市場において大きなシェアを占めていると紹介。日本の工作機械は国内外から高く評価されていると言えるだろう。それはなぜだろうか。
記事は、例えば工作機械の主軸の回転数では、日本の一般的な工作機械で2万回転、高性能のものは4万回転に達するものまであると紹介。それに対し、中国の平均的な工作機械は1万2000回転にとどまると残念そうに伝えた。回転数を上げることもできるが、これ以上上げると精度が落ちてしまうという。
記事は、精度の高い工作機械として日本企業のナガセインテグレックスを紹介。第2回ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞に選ばれたほどの実力を持ち、研削盤による加工だけで大型望遠鏡用の鏡を高速で仕上げる超精密工作機械を開発・実用化したことで知られる。記事は、この企業の、誤差をナノメートル単位に抑えるという精巧さを称賛。製造業で最も重要なのは精度であり、そのためには精密な工作機械がどうしても必要であると感心している。
一方の中国における「最高レベルの工作機械」はどうだろうか。記事は、ある企業が7年前に中国の工作機械を1000万元(約1億6000万円)で購入したことを紹介。2年ほど使用しただけで故障し、修理に100万元(約1600万円)以上かかると言われたという。しかも、この2年間ずっと調子が悪く、3日使用して2日使えないような状態だったとしている。記事は、中国の一流企業は中国製でなく、オーストリア製など海外の工作機械を使用していると指摘し、中国製工作機械のレベルの低さを指摘した。
記事は、「中国の工作機械はステルス戦闘機J―20を製造した国とは思えないレベルだ」と驚き、「個人的には、日本と最も差を付けられている分野ではないかと思う」と感想を述べている。中国の製造業が本当の意味で日本に追いつくまでにはまだ時間がかかりそうだ。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年11月22日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿