2018年から、国による減反政策がついに廃止になる。今後は地域ごとに生産量を調整することになるが、日本国内ではコメの消費量が年々減少しているなかで、海外への輸出は増えており、生産者にとってはチャンスが広がると言えるだろう。輸出先の1つである中国には高級米が多く輸出されているようだ。中国メディアの今日頭条は21日、「米の生産量が世界一である中国が、なぜ日本からコメを輸入しなければならないのか、まったく訳が分からない」とする記事を掲載した。
中国では、急激な経済発展により国民の生活は一変した。これまで、「食べていくので精いっぱい」だったのが、全体的に生活のレベルが向上し、より「質の高い生活」を求めるようになっている。これは食にも表れているようだ。記事によると、輸入される日本米は非常に高額だと報じられながらもよく売れているという。記事は、「中国のコメの作付面積も生産量も消費量もすべて世界一で、全国民を養うだけの十分なコメがある」と指摘。それにも関わらず日本からコメを輸入しているのは矛盾しているようだが、それは「中国人の食に対する要求が高くなっているためだ」と分析した。
記事は、中国国内には十分な量のコメはあるものの、日本のように「高品質のブランド米が非常に少ない」と苦言を呈した。2017年に日本で最もおいしいコメとして特Aに認定されたブランド米は43銘柄あったというが、全国各地で開発・研究が進みブランドの種類も増え続けていることを考えると、日中の違いは歴然としていると言えるだろう。
ではコメ大国の中国には、なぜ日本のような高級ブランド米が少ないのだろうか。記事は、中国のコメ農家が「味は二の次で量の確保が優先だった時代から進歩していないためだ」と分析。それで今は、コメの改革をするべき時だと主張し、中国は液晶テレビや電子機器などで日本に追いつき、追い越すことができたのだから、コメでもその気になれば日本を追い越すことができるはずだと主張した。
日本人のコメにかける情熱は誰にもまねできないと言えるだろう。コメの改良は日本中の農家が長い時間をかけて取り組んできた成果であり、中国の農家が真似をしようとしても一朝一夕にはできないはずだ。本当にその気なら、長いスパンで取り組む必要がありそうだ。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年3月26日月曜日
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