2018年3月28日水曜日

<日本か米国か>大坂なおみ 気になる二重国籍の行方

急に頭角を現した女子テニスの大坂なおみ(20)の国籍をめぐって、日米が熾烈(しれつ)な争奪戦を繰り広げているという。

父のレオナルドさんはハイチ系米国人、母の環さんは日本人。大坂はこの両親のもとで1997年10月に大阪市で生まれ、3歳で家族とニューヨークへ渡った。

1つ上の姉のまりもテニスプレーヤーで、国際テニス連盟のプロフィルでは、2人とも国籍は「Japan」となっている。

日本の国籍法(第14条第1項)では、22歳に達するまで、または20歳以上で重国籍になった場合は2年以内に、日本かそれ以外の国籍を選ばないといけない。つまり大坂は、これから1年半の間に「日本」か「米国」かで悩むことになる。

日本人としては、ぜひ日本国籍を取得して欲しいが、小中高と米国の学校に通い、友人も米国人なら自宅や練習拠点も米国にある。パスポートやビザの手続きのわずらわしさを考えれば、日本を無理強いすることもできない。

とはいえ、急激に力を付けてきた大坂には、全米テニス協会が米国籍取得に向け猛プッシュしているという。16年11月から彼女のスポンサーを務める日清食品の安藤宏基社長は「2020年の東京五輪で、錦織と金メダルを取ってほしい」と話しているが、スポンサー企業が国籍取得を後押しすることはあるのか?

「その件に関しては一切コメントしません」(日清食品HD広報担当者)

企業倫理として、国籍を押し付けるようなことはしたくないという気持ちが伝わってくる。

「米国は二重国籍を容認している国なので、東京五輪は日本国籍で出て、五輪後に米国人になることも考えられるでしょう」(ジャーナリスト・中森勇人氏)

卓球の福原愛選手は台湾男性と結婚しても国籍は日本のまま。「帰化申請しなければ国籍は変わらない」(法務省)ためだ。世界で活躍する人にとって、国籍は意外とどうでもいいのかもしれない。yahooニュースより

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