2018年3月26日、韓国・JTBCによると、免疫治療薬は末期がん患者たちにとって「最後の希望」となっている。しかし韓国では処方を受けることが難しく、日本に行く患者が増えているという。
記事によると、韓国の昌原に住むイさんは近々、末期の乳がんを患う妻と日本へ行く予定。抗ガン治療が効かず免疫治療薬を試そうとしたが、韓国内の病院では処方してもらえなかったのだという。韓国ではこれまで、薬の値段は比較的高いものの、処方を受けるのに問題はなかったそうだ。
しかし韓国政府は昨年8月、「患者の負担を減らす」との目的で免疫治療薬が比較的効きやすい一部のがんを対象に健康保険の適用を認めた。その代わりにそれ以外のがんは処方が極めて難しくなったという。その理由について、韓国政府は「検証ができていない」と説明したが、健康保険対象外のがんの末期患者の家族たちからは「薬を使わなければ死ぬという状況なのに、何が危険なのか」と指摘する声も上がっている。
また記事は、健康保険対象外の胆のうがんを患っているチェ・ミスンさんのケースを紹介している。チェさんはさまざまな苦労の末、今年1月に免疫治療薬の処方を受けたが、2カ月で腫瘍の70%が消えたという。チェさんも数カ所の病院で処方を拒否されたという。韓国ではチェさんのような奇跡を願う数万人のがん患者たちがネット上でコミュニティーをつくり、情報共有しながら処方の許可を訴えている。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「なぜ生きたいと願う患者を無視し、日本に送る?患者まで輸出するつもりなの?」「誰のための制度?完全に間違っている」「末期患者が生きるために日本へ行くなんておかしい」「日本で可能なことがなぜ韓国では不可能なの?末期患者を助け、外国の患者も韓国に呼び込む政策が必要だ」「生きようとする人に薬を与えない理由は?常識のある国で暮らしたい」など韓国政府に反発の声が上がっている。
一方で「かわいそうだけど仕方ない。効果が立証されていないものは薬とは言えないから。がん関連の研究が急速に発展することを願う」と指摘する声や、「医者の人件費が高くて健康保険が不足しているのでは?医者の人件費を下げればがん患者を支援できる」と主張する声も見られた。レコードチャイナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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