東シナ海や南シナ海、インド洋などで中国が海洋進出を強めていることに周辺国やアメリカが反発して対立が深まる構図はAPECが開かれているパプアニューギニアを含めた「太平洋島しょ国」14か国の地域でも際だってきています。
もともとこの地域は経済的にも軍事的にもアメリカや距離的に近いオーストラリアの影響が強い地域でした。とりわけマーシャル諸島、パラオ、それにミクロネシア連邦の3か国は、アメリカが防衛や外交を統括しています。
中国の進出
しかし、このところは中国が巨額の援助を通じて急速に影響力を強めています。
中国が島しょ国と関係強化を図る背景には天然ガスなどの資源を確保したい思惑があります。また、戦略的に見てもアメリカとの有事に備えて想定されている防衛ライン「第2列島線」の近くに広がる重要な場所にあります。
さらにこの地域には、パラオやソロモン諸島など、台湾と外交関係をもつ国が6か国あり、そうした国が巨額の援助を目当てに台湾との関係を絶つこともねらっています。
また、中国の習近平国家主席は16日、太平洋島しょ国の8か国の首脳と会談し巨大経済圏構想「一帯一路」にこれらの国々を取り込んでいく姿勢を示しました。
中国が島しょ国と関係強化を図る背景には天然ガスなどの資源を確保したい思惑があります。また、戦略的に見てもアメリカとの有事に備えて想定されている防衛ライン「第2列島線」の近くに広がる重要な場所にあります。
さらにこの地域には、パラオやソロモン諸島など、台湾と外交関係をもつ国が6か国あり、そうした国が巨額の援助を目当てに台湾との関係を絶つこともねらっています。
また、中国の習近平国家主席は16日、太平洋島しょ国の8か国の首脳と会談し巨大経済圏構想「一帯一路」にこれらの国々を取り込んでいく姿勢を示しました。
豪米が対抗
これに対してオーストラリアは中国の影響力が軍事的なものにまで拡大する懸念があるとして警戒を強めています。
最近では、島しょ国の中でも経済規模が大きく力のあるパプアニューギニアとフィジーの軍の基地を改修する計画をめぐり中国が関心を示しているとされていたのに対し、オーストラリアが資金援助を申し出て、中国による軍事利用の可能性を排除しようとしたとみられています。
このうちパプアニューギニアの基地については、アメリカも17日ペンス副大統領が改修計画に協力すると表明するなど、オーストラリアとともに太平洋島しょ国への中国の影響力拡大を阻止しようとする動きを見せ始めています。NHK NEWS WEBより
最近では、島しょ国の中でも経済規模が大きく力のあるパプアニューギニアとフィジーの軍の基地を改修する計画をめぐり中国が関心を示しているとされていたのに対し、オーストラリアが資金援助を申し出て、中国による軍事利用の可能性を排除しようとしたとみられています。
このうちパプアニューギニアの基地については、アメリカも17日ペンス副大統領が改修計画に協力すると表明するなど、オーストラリアとともに太平洋島しょ国への中国の影響力拡大を阻止しようとする動きを見せ始めています。NHK NEWS WEBより
0 件のコメント:
コメントを投稿