2018年11月4日日曜日

韓国、世界気象機関に「独島気候変化監視所」の登録を試みるも拒否される 日本のせい

気象庁の気象観測網が世界気象機関(WMO)の正式観測網として登録されなかったことがわかった。

国会環境労働委員会所属共に民主党シン・チャンヒョン議員(儀旺・果川)が気象庁から提出させた資料によれば、気象庁は独島に縦貫気象観測装備(ASOS)[Automated Synoptic Observing System]と空洞減衰分光器(CRDS)[Cavity Ringdown Spectroscopy キャビティリングダウン分光法]を設置して、気象観測と気候変化の監視をしている。

気象庁は2014年に独島気候変化監視所を開所し、2016年までに鬱陵島・独島気候変化監視所を世界気象機関の地球大気監視プログラム[全球大気監視プログラム GAW]の正式観測網に登録するという計画を立てた。

しかし、登録を試みる前に日本に先手を奪われた。独島気候変化監視所の開所を認知した日本大使館が日本気象庁にこれを知らせ、日本気象庁が世界気象機構にこれを抗議し、世界気象機構が韓国気象庁に独島気候変化監視所の問題が国際的に拡大しないことを希望するという意見を伝えた。

2015年に気象庁は、独島の持続可能な利用のための実施計画資料を海洋水産部[省に相当]に提出して、鬱陵島・独島気候変化監視所を世界気象機構に登録して独島の領土管理強化計画を伝達したが、当時、外交部が独島問題が浮き彫りになって国際社会に紛争地域と認識されることを懸念して自制を要請した。

3回目に気象庁は今年5月、GMAC(Global Monitoring Annual Conference 2018)会議に参加して、独島気候変化監視所の世界気象機構への登録を要請をしたが、ロシア出身の委員長から難しいという回答を受けた。

気候変化監視所の世界気象機構への登録は、科学諮問グループ(SAG)[Scientific Advisory. Group 科学諮問部会]で決める事項だが、このグループには日本出身の委員[上野幹雄]が含まれており、全員一致制を採用しているため登録が難しい状況だ。

時事マガジンより

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