2018年3月18日日曜日

河野太郎外相の訪米 米政権ゴタゴタ中の「注射」の旅

15日(米東部時間)に米ワシントン入りした河野太郎外相は約2日間で6人の米政権要人との会談に臨むなど精力的に動いた。訪米直前にはティラーソン国務長官の解任が発表されるサプライズもあったが、それでも訪米を決行したのは、4月の安倍晋三首相の訪米を前に拉致問題や核・ミサイル問題に関する日本の立場を米側に周知させたいとの思惑があった。
 
「米政府の方向性に懸念はない」

河野氏はペンス副大統領やマクマスター大統領補佐官との会談後の16日夜、記者団にこう述べ、北朝鮮政策で日米に齟齬はないことを強調した。だが、マクマスター氏の解任情報などが飛び交う中、日本政府内には、米側に日本のメッセージが確実に伝わるかをめぐり「リスクがないわけではない」との懸念もあった。

河野氏が訪米を決断した理由について、同行筋は「米国が妥協しないように注射を打つことだ」と語る。「注射」は北朝鮮から何度も核放棄の約束をほごにされてきた教訓を日米間で共有し、拉致問題を置き去りにしないよう働きかけることに他ならない。

日米連携のカギは「日米同盟史上最良」と呼ばれる首脳間の関係にある。ディール(取引)を好むトランプ氏だけにトップダウンで米朝対話が進めば、日本に対する核ミサイルの脅威が残り、拉致が置き去りにされかねないとの懸念は残る。こうした事態を避けるため、首相は4月にトランプ氏との直談判に臨む。

だが、首脳だけでなくトランプ氏を支える政権幹部らとの認識の共有もなければ政策を実行に移すのは難しい。これまでも日本の期待は米政権内の政治力学によって裏切られてきたことがある。短時間で河野氏が精力的に会談をこなした理由はここにあった。
産経ニュースより

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