ドナルド・トランプ米政権が、北朝鮮と韓国への不信感を強めている。「北朝鮮の非核化」を条件に5月末までの米朝首脳会談に合意したが、金正恩(キム・ジョンウン)政権の公式発表がないのだ。トランプ大統領を、南北朝鮮がダマしたのか。裏切りが警戒される4月の南北首脳会談。ジャーナリストの加賀孝英氏が、米情報当局関係者らの怒りに迫った。
「正恩氏の『非核化の意思』はウソの可能性が高い。正恩氏と、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が組んだ『罠』だと疑っている。兄(正男=ジョンナム=氏)を暗殺するような男は信じられない」
旧知の米情報当局関係者は、こう吐き捨てた。
トランプ大統領は13日、レックス・ティラーソン国務長官を突然解任し、後任に「対北強硬派」とされるマイク・ポンペオCIA(米中央情報局)長官を選んだ。一連の背景に、南北朝鮮へのいらだちがあるという。以下、米情報当局、米軍関係者から入手した情報だ。
「北朝鮮の非核化の話はすべて、韓国高官による伝聞情報だ。『反米・反日・従北』の文政権が、正恩氏のために情報操作している疑いがある。その証拠に、日米両国が『完全検証可能かつ不可逆的な非核化に向けた具体的行動を示せ』と呼びかけているが、正恩氏からは答えがない」
「正恩氏は『非核化の話』を人民から隠している。逆に、労働新聞は6日、『われわれの核武力は米国を地球から永遠に消し去るための宝の剣だ』と報じた。米朝首脳会談の場所も平壌(ピョンヤン)に指定してきた。『トランプが泣きついてきた』と見せるためで、米国は拒否した」
北朝鮮は過去、「非核化を約束する」とウソを付く→経済制裁を逃れ、時間を稼ぐ→「核・ミサイル開発」続行-と繰り返してきた。今回も同じパターンではないか。
最大の懸念は、4月末の南北首脳会談だ。米情報当局関係者は続ける。
「文氏が『北朝鮮の非核化』を無視して、正恩氏の言いなりに、共同声明で『南北統一に向けた和平合意』をブチ上げる危険がある。勝手に制裁緩和や資金物資援助に走り、国際社会の努力を潰しかねない。文氏は『ノーベル平和賞をとれる』と野心満々だ。危ない」
トランプ氏は、非核化がウソだと分かれば、容赦しない。「5月の米朝首脳会談」は決裂し、最後通告の場となる。文氏も同罪だ。国際社会の裏切り者だ。文氏率いる韓国は二度と浮かび上がれない。夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年3月21日水曜日
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