2018年3月2日金曜日

文在寅氏の慰安婦発言の裏に「最も近い隣国」日本に甘い期待

韓国の文在寅大統領が、日本からの独立運動記念式典での演説で、慰安婦問題について「加害者の日本政府が『終わった』と言ってはならない」と断言した。日本との「合意」という言葉はなかったが、問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意に反する発言だ。
 
文氏の演説は、1月に韓国政府が発表した「問題は解決しないが、日韓の公式合意は否定できず、日本に再交渉は要求しない」という慰安婦問題での「新たな方針」に基づいている。

演説で文氏は、日本に「特別な対応を要求しない」と言った。だが、合意を履行できない韓国に対し、合意を守り着実に履行している日本が、特別な対応を求められること自体あり得ない。

また、演説で「要求しない」と明言した文氏は、一方で「日本は歴史の真実と向き合わねばならない」と事実上、日本に反省を促している。韓国国内向けの演説とはいえ、慰安婦問題は未解決で、日本は反省せねばならないというのだ。

慰安婦問題で日本への要求を否定し、慰安婦問題よりも韓国国民の愛国心をくすぐる竹島問題を先に出すなど、国内世論を納得させつつ、対日関係のさらなる悪化を回避しようとする文在寅政権なりの狙いもうかがえる。しかし、韓国側の要求を受け入れて合意した日本に、これは通じない。

文氏は対日関係について「最も近い隣国らしく、共に未来に向かうことを望む」と訴えた。慰安婦問題を棚上げし、日本のさらなる反省を基に対日関係を改善させたいようだ。

ただ、政府間合意という基本的な約束を、平気で反故にする隣国トップの言葉を聞き入れ、未来志向的な関係などできるのか。文氏は日本を、それほど“甘い隣国”とみているようだ。産経ニュースより

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