2011年9月19日月曜日

米国のシュールガス

昨夜のテレビで、米国の地下にシュールガスが全土にガスがあり、それの採掘技術が確立し採掘をしているという内容の番組であった。池上彰さんが司会で米国の発掘現場まで出向きレポートしている。埋蔵量は何と140年分もあるという。2015年には日本にもシュールガスが輸出される予定だと報告されている。
シュールガスの採掘で世界のエネルギー地図が大きく変わる、今まで天然ガスの産出国はロシアであったが、ロシアは天然ガスを武器にヨーロッパや東ヨーロッパなどの国に恫喝外交を行っていたが、シュールガスの採掘でロシアの資源国としての地位は低下を余儀なくされるだろうという報告である。
中東との関係も変化が起きるだろう、石油に頼ることなく自国内でエネルギーを賄えることができれば、中東にいろいろ口出す必要もなくなる。米国は中東の石油を確保するために中東に干渉し、莫大な戦費を無駄遣いして来たが、それも、なくなるのではないか。石油に頼らなくてもシュールガスで車を動かすことは出来る。

日本にはシュールガスの層はない、ただ、排他的経済水域があり、世界で6番目の広さを有する。その海底には、メタンハイドレートが日本の消費量の100年分が海底に存在するが、それを採掘する技術が確立していない。今は試験的に採掘はしているそうであるが、本格的に採掘できるのは、まだ先のようである。脱原発をするためにも、再生エネルギーなど技術を実用段階まで引き上げる必要がいる。それ以外にも、海にはレア・アースなどが海水に溶け込んでいる。それを、取り出す技術が確立されればレア・アースも輸入に頼らずに自国内で生産することが出来るようになる。

日本の発電技術は世界一の技術である。低公害の発電技術と効率の高さも世界最高水準である。石炭発電も東京のすぐ近くで発電しているが、煙突からは、黒煙は出ていない。石炭を微粉炭にしてそれを燃やすことで、効率の高い発電ができるそうである。

こういう番組は、見るに値する番組である。池上彰さんのレポートもなかなか纏まっていて聴いていて納得してしまう。

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