欧州中央銀行(ECB)や国際通貨基金(IMF)から700億ユーロの資金援助がされているのに関わらずギリシャのデフォルトが発生すると言われている。ギリシャの経済成長がマイナス成長で、いくら資金を投資してもザルに水をやるのと同じで、経済成長につながっていない状態である。ギリシャには企業らしい企業はない、唯一、観光だけが資源の国である。
ギリシャは緊縮予算を決めたり、付加価値税(消費税)を引き上げたりしているが、国民の不満は高まっている。仮に大規模なゼネストや暴動が発生する可能性も不定出来ない。
経済の強いドイツやフランスの国民が自国の税金をギリシャに投入することに対する、不満も高まってきている。ギリシャへの支援をやめたと考えるようになれば、その時点でデフォルトである。
ユーロ新金融安定基金(1090億ユーロ)は欧州連合加盟国の国会で全ての国が批准されなければならない。1国でも批准されなかったら、基金は成立できない、この時、ギリシャはデフォルトに陥ってしまうことになる。ギリシャの国債を大量に保有している銀行は破綻することになる。実際、格付け会社は格付けを下げている。
ギリシャがデフォルトをすれば、その影響でスペインや、イタリアも国家破綻の憂き目に遭うかもしれない。ヨーロッパ発の金融恐慌のが世界を揺るがす事態になるのではないかと憂慮される。
来年は、大変な年になりそうである、いつ、ソブリン債の時限爆弾が爆発するか秒読みの世界である。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年9月16日金曜日
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