個人金融資産が借金を下回る?(五十嵐財務副大臣)
五十嵐文彦財務副大臣は18日、テレビ朝日の番組で、日本銀行が20日発表する6月末の統計で、国と地方自治体の借金の総額が、国内の個人の金融純資産額を初めて上回る可能性があるとの見通しを示した、と報道されていますが、具体的には以下の通りです。
<3月末時点>
借金合計 1045兆円(中長期債務残高:894億円+政府短期証券分)
個人純金融資産 1110兆円
株価の下落と借金の増加でこの差が縮小しており、この6月末では「逆転」していると財務副大臣がしているのです。
いよいよ、日本人の資金で国債・地方債をまかないきれない事態に陥ったことになり、頼みの綱は「企業」になります。
日本企業は200兆円余りの「現預金」を保有していると言われており、国・地方の借金は「企業」に依存するしかない状態に陥っていますが、国民と違って企業経営者は、「こんな日本にお金をおいておけるか」となり、海外企業に投資をしたりして資金を海外疎開しています。
武田は7,000億円の現預金を全て取り崩しスイス企業に投資を行っており、更には4,000億円以上借金をしており、武田1社で上記の200兆円から<1兆円以上>減らしていることになります。
個人は団塊の世代が引退世代に入り、今までの蓄える時代から取り崩す時代になりつつあり、国民金融資産は減少する時代に入っており、企業は日本から逃げ出しており、日本はいよいよ日本だけで国債消化が出来ない時期を迎えたことになります。
何か突発的な「事象」が起これば、一瞬にして今の平穏の時代が終わり、世界最悪の国債事情が表面化し、国債暴落という時代を迎えます。(NEVADAブログより引用)
来る時が来たという感じですね。日本国債も国内の個人資産を上回り国内で国債を消化することができなくなりました。企業は、資産を持っていますが、紙くずになる日本国債を買う奇特な企業は皆無だろうと思う。海外に資産をシフトして損失を1円でも少なくすることを考えている。
いつ暴落するか、日銀が20日に発表する時に、市場が日本国債の売りを促すかもしれない。海外のファンドが売り浴びせを仕掛けてくるかもしれない。東日本大震災の地震が西日本のどこかで発生することになれば、それが引き金になり暴落するかもしれない。それとも、国民の不安が高まり、預金引き出しに走り銀行は混乱を避けるために、封鎖するかもしれない。何かの切っ掛けで暴落する。
ユーロ圏も大変だが、日本もそれ以上に大変な金融危機が目の前に迫ってきている危機感を持っている国民がどれほどいるのだろうか。今までの生活は豊かであったが、借金返済のために、耐乏生活を余儀なくされるのは覚悟をしておいた方がいいのではないかと思う。インフレが嵐が吹き荒れる、商品の値段が鰻登りの値上がりしていくが、賃金はそれに追いつくことはないだろう。失業者も街に溢れるようなことになり、治安も悪くなるのではないか。
海外でも逃げるか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年9月19日月曜日
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