2011年9月18日日曜日

ギリシャへ8500億円追加融資

ギリシャのデフォルトを回避するために、欧州連合はポーランドでユーロ圏の財務相会合を開き、ギリシャの債務問題に端を発する危機への対応を協議、デフォルトを回避するために追加融資を決めました。しかし、ギリシャの財政赤字の削減は見通しとはほど遠く達成できないと表明。各国が批判しました。米国のガイトナー財務長官もゲストとして会合に出席し、債務や金融で「国際協調」の姿勢で臨むと発言しました。

ギリシャのデフォルト回避は、一時しのぎに過ぎないのは誰の目にも分かっているのに、カンフル剤で、生き延びている重症の患者である。
ギリシャでは公務員の退職が相次いでいるそうである。今やめれば退職金や年金受給もできる。まだ、これからも公務員の早期退職者が続出しそうな勢いだという、その退職金や年金だけでも相当な金額である。今のギリシャにそれを支払うだけの財源はない。ユーロ圏から融資を受けても、その退職金と年金できれいになくなってしまうのではないかと思うが。大量の退職者で国家機能が麻痺するかもしれない。いつデフォルトするか分からない、ところへ就職するギリシャ人はいないだろう。

独、仏は何としてでもユーロ圏を守ろうと必死であろう。ギリシャがデフォルトされたらユーロ圏は崩壊するだろう。ユーロ圏発金融危機を回避するために、死に金を入れなければ持たない。

米国も呼ばれてもいないのに、ゲストとして出席している。よその国の財政云々を言う前に、自国の財政も危機的な状態であるのに、よく言えたものである。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...