2018年11月21日水曜日

韓国人女子大生「産経新聞で働きたい」 そのワケは

若者の就職難が深刻な社会問題となっている韓国で今月、日本企業112社が参加した就職面接会が開かれた。ソウルで2千人余り、釜山では約1千人の就職希望者が殺到したという。このニュースに今年の夏、電話で話した韓国人女子大生のことを思い出した。
 
取材先の韓国政府系団体との通話中のこと。「今、横にいるアルバイト学生が、ぜひ話したいそうです」と言ってきた。仕方がないので話を聞くと、何とこの女子大生が「産経新聞で働きたいです。採用してくれませんか」と懇願してきた。
産経新聞は韓国で、日本の保守を象徴するメディアとして知られている。歴史認識問題に関する報道をめぐり「極右」「右翼」やらのレッテルを貼られ、標的にされることが多い。支局には非難の電話や「今から抗議に行く」などと脅迫まがいの連絡がくることも少なくない。

そんな産経新聞であえて働きたいという大学生の言葉に、そこまで就職が大変なのかと思った。冗談も込めて「大変だけど、とってもやりがいがあるよ」と伝えると、「だから働きたいんです」と食い下がる。日本語ができないというし、既に支局のスタッフがおり間に合っている。結局、こちらからやんわりと断った。肌で感じた韓国の就職事情であった。産経ニュースより

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