2018年11月2日金曜日

韓国だけ出遅れた世界のスパコン開発競争、数年後の性能格差は1000倍以上に

2018年11月1日、韓国・朝鮮日報は「中国が火をつけたスーパーコンピューターの開発競争で、韓国だけが出遅れている」と報じた。

記事によると、中国では今年に入ってからエクサフロップス・スーパーコンピューターを3回発売した。中国は当初、米国のけん制により核心部品である中央演算処理装置(CPU)半導体の輸入が途絶えたため次世代スーパーコンピューターの開発は難しいとみられていたが、最近では独自にスーパーコンピューター用高性能CPUチップを開発するまでになったという。中国が開発に力を入れているのは、スーパーコンピューターが第4次産業革命の中核インフラとして浮上しているため。一般の高性能コンピューターより演算速度が数千倍速く、人工知能(AI)とビックデータ・自律走行車・ドローンなど膨大で複雑なデータを扱う未来産業で広く活用されている。

他の国もエクサフロップス・スーパーコンピューターの開発に乗り出している。米エネルギー省(DOE)は、2021年までに1エクサフロップス級のスーパーコンピューターの商用化を目標に開発を進めているという。米中主導の競争が繰り広げられる中、日本は世界のスーパーコンピューターの上位争いから外されていたが、理化学研究所と富士通が今年8月に日本最高性能スーパーコンピューターの「京」より100倍速いCPUの開発に成功したと発表した。欧州連合(EU)も、先月2日に「中国と米国、日本に追いつくため、2023年までに10億ユーロ(約1300億円)を投資して世界で最も速いコンピューターを開発する」と宣言した。

その一方、韓国は最近ようやくペタフロップス級のスーパーコンピューターの開発を始めた。韓国科学技術情報通信部は、2022年に1ペタフロップス級のスーパーコンピューターの商用化を目標に今年本格的な開発に着手したというが、記事では「このような流れであれば、独自開発が終わる22年には韓国と世界のスーパーコンピューターの性能格差は1000倍以上に広がる見通し」と指摘している。

これを受け、男性ネットユーザーを中心に寄せられたコメントには「韓国は政治家が国を台無しにする。政権が代わるたびに原点からやり直し。技術者や科学者はないがしろにされ、高位公務員や裁判官や検事が第一。こんな国で発展などあるはずがない」「今後は韓国も中国の技術を無視してはダメということを知るべき」「韓国はコンピューターの普及率が世界1位だっていうけど、今やおもちゃレベルに落ちたようだ」など嘆き節が目立つ。

また「欧州は1兆3000億ウォンを投資してスパコンをするっていうけど、
文在寅(ムン・ジェイン)政府は雇用に50兆ウォン(約5兆円)出した。そしたら就職率もかなり上がりそうだね?」「世界は急速に変化していくのに、文政府は北朝鮮を助けること以外には無関心」「韓国は北朝鮮開発に総力?」など大統領に向けた皮肉交じりの声も多く寄せられている。レコードチャイナより

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