2018年9月3日月曜日

科学技術関連の来年度予算案 1兆1680億円の概算要求に

日本の次期基幹ロケット「H3」やスーパーコンピューター「京」の後継機の開発が山場を迎えることなどから、文部科学省は科学技術関連の来年度予算案の概算要求を今年度の当初予算より2000億円余り多い、およそ1兆1680億円としました。

より低コストで衛星を打ち上げることができる日本の次期基幹ロケット、「H3」は2020年度に最初の打ち上げを予定していて、来年度は開発が最終段階を迎えます。

そのため、文部科学省は今年度の当初予算よりおよそ130億円多い、340億円余りを開発費として概算要求に計上しました。

また、理化学研究所のスーパーコンピューター「京」の後継機を開発する計画が進んでいて、今後、製造に着手することになるため、今年度の当初予算よりおよそ150億円多い、およそ206億円を盛り込みました。

このほか、新しい事業として、増え続ける宇宙ゴミを除去する技術開発に6億円を、世界トップクラスの研究者を育てることを目指した育成事業に5億6000万円余りを計上しました。

さらに宇宙誕生の謎を解く鍵となる素粒子「ニュートリノ」を観測する大型装置、「ハイパーカミオカンデ」の実現可能性を調査するための経費も盛り込みました。

文部科学省の来年度予算案の科学技術関係の概算要求はおよそ1兆1680億円となり、今年度の当初予算より、2000億円余り多くなっています。NHK NEWS WEBより

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...