海外網は19日、第4世代戦闘機であるSu35が第5世代戦闘機のF22に勝てる確率は非常に少ないとする、中国の専門家の意見を伝えた。
先日、ロシアのSu35戦闘機がアラスカ海岸上空を飛行し、米国のF22ステルス戦闘機が追跡任務にあたったことに関し、米メディアが「両者が軍事衝突を起こせばF22が不利になる」との見方を示した。
これに対して、中国の軍事専門家・張文昌(ジャン・ウェンチャン)氏は「真の第5世代戦闘機であるF22に対し、Su35は第4世代戦闘機の改良型に過ぎない。第4世代が第5世代に勝つのは、とても低い確率の事柄に過ぎない」と指摘している。
張氏は「F22のステルス能力は世界最強で、正面のレーダー反射断面積はわずか0.01平方メートルとほとんど鳥と同じレベル。一方Su35は5平方メートル以上ある。また、Su35は機動力が高いとされるが、F22もそこまで劣っているわけではない。火器系統ではSu35を上回っている」とした。
米メディアの見解はあくまでF22とSu35が近距離で遭遇した場合の話だが、張氏は「現代における近距離の戦闘では、数キロに接近して戦う確率はかなり低く、ステルス性能が役割を発揮する。万が一超近距離で対峙したとしても、機動力やパイロットの実力勝負となり、Su35が絶対的に優位に立つということはない」と解説している。
張氏は、F22に対して強い電波干渉を起こしてレーダー探知能力、ミサイル能力を大きく削ぐこと、レーダーの追跡やアクティブレーダーホーミング攻撃を回避することで、Su35のような第4世代戦闘機にもF22を攻撃するチャンスが生まれる可能性があるというが、事例はあるものの確率はとても低いと論じた。レコードチャイナより
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2018年9月22日土曜日
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