急激な経済成長を続ける中国は科学技術の発展に力を入れる反面、農業の分野では昔とあまり変わらない耕作が今も行われている。機械ではなく、牛や馬などで田畑を耕すのが一般的という農村は今も多い。中国メディアの快資訊は27日、「日本の農業は中国より30年以上も進んでいる」と論じる記事を掲載した。
記事によれば、広大な国土を持つ中国は、農業の分野において学ぶべきは「生産効率を重視し、大型機械を使用した方法」であると考えられてきた。それに比べると日本は国土が狭く耕作地が限られ、土壌も豊かとは言えないため「農業が発展するには不利な状況に置かれてきた」と主張。そうしたなかで、日本が強大な農業を築き上げたことは、中国にとっても学ぶべき価値があると指摘した。
たとえば、日本の農業の「選択と集中」は見習うべきだとし、日本の農家はそれぞれが専門に特化した作物を持って育てているケースが多く、土地や風土に合わせて栽培する作物を選択していると指摘した。また、「自然環境と共に発展する」という点も重要だと指摘。日本では生産量を高めるために自然を破壊することはしないが、中国では生産性を重視するあまり化学肥料や農薬を大量に使用して自然環境を壊していると論じた。
他にも中国の内陸の農家は貧しく、不作や作物の安値などによって利益を上げるのが難しい状況にあるが、「日本式の利益の上げ方」は作物だけに頼るのではなく、観光を取り入れるなどの取り組みを行っていることを紹介し、一例として、田んぼに色の異なる稲の品種を植えて精密な絵を描く「田んぼアート」で毎年20万人もの観光客を呼び寄せている事例を挙げた。
また、農業従事者の高齢化が進むなかで「機械化」を進めたり、商品の価値を上げる為に「ブランド化」するなどの取り組みを紹介し、中国が日本の農業に追いつくまでどれだけ努力しても30年はかかると指摘した。サーチナより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年7月2日月曜日
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