2018年9月3日月曜日

トランプ氏、対中制裁“第3弾”発動へ 22兆円分の輸入品に関税

ドナルド・トランプ米大統領が側近に対し、中国からの年2000億ドル分(約22兆2000億円)の輸入品に対する第3弾の制裁関税を来週、発動させる意向であることを明らかにした。ブルームバーグ・ニュースが報じた。トランプ氏は「北朝鮮の非核化」が進展しない原因としても、習近平国家主席率いる「中国の圧力」を指摘している。米韓両空軍が12月、大規模合同演習(ビジラント・エース)を実施するとの情報も浮上した。

懲罰的な追加制裁は、産業界からの意見聴取の手続き期限である9月6日を過ぎればすぐに発動する案と、後日発動する案があるという。

中国からの昨年のモノの輸入額は約5000億ドル(約55兆5000億円)だった。米政権は計500億ドル(約5兆5500億円)分に対して制裁関税を課しており、2000億ドル分の輸入品も対象に加われば、輸入額全体のほぼ半分となる。知的財産権の侵害が理由だ。

米中両政府は8月22日から2日間、ワシントンで通商問題をめぐり次官級の協議を開いたが、進展はほとんど見られなかった。米国が第3弾の発動に踏み切れば、中国は対抗措置として600億ドル(約6兆6600億円)分の米国からの輸入品に報復関税を課す考えだ。

米中貿易戦争は世界の覇権をめぐる対立である。日米を中心とした自由主義陣営と、共産党一党独裁の中国を中心とした非自由主義陣営の対立構造ともいえる。その最前線は朝鮮半島でもある。

韓国・中央日報(日本語版)は30日、米韓が12月に両国空軍の大規模合同演習を実施する方針を固めたと報じた。「内部的に確定し、参加戦力と演習規模について調整している」という。

同紙によると、昨年の大規模合同演習には、米韓の戦闘機230機余りが参加。最新鋭ステルス戦闘機F22ラプター6機、同ステルス戦闘機F35AライトニングII6機、同ステルス戦闘機F35BライトニングII12機も動員されたという。

秘密裏に北朝鮮防空網を突き抜けて侵入し、核心目標を打撃するための訓練などを行うようだ。夕刊フジより

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