体のさまざまな組織の細胞に変化するとされている特殊な細胞を使って脳梗塞の患者を治療する臨床試験を、東京にあるヘルスケアの会社が東北大学と協力して近く開始することを公表しました。
東京に本社があるヘルスケアの会社「生命科学インスティテュート」は3日、都内で記者会見を開き、東北大学の冨永悌二教授らと協力して、体のさまざまな組織の細胞に変化する能力があるとされる「Muse(ミューズ)細胞」と呼ばれる特殊な細胞を脳梗塞の患者に投与して治療する臨床試験を、早ければ今月中にも開始すると公表しました。
臨床試験では脳梗塞の患者の血液に「Muse細胞」を投与し、細胞が脳の損傷部位にたどりついて修復することで症状を改善することを目指すということで、国はことし6月に計画を受理したということです。
会社では患者を35人募集して、仙台市にある東北大学病院で臨床試験を行う計画です。
臨床試験で効果と安全性が確認されれば、グループでは、2021年度以降に国から医薬品として承認を受けることを目指すとしています。
「生命科学インスティテュート」の木曽誠一社長は、「脳梗塞による手足のマヒや言語障害でつらい思いをしている患者に新たな治療法を提案できるよう臨床試験を進めたい」と話していました。NHK NEWS WEBより
臨床試験では脳梗塞の患者の血液に「Muse細胞」を投与し、細胞が脳の損傷部位にたどりついて修復することで症状を改善することを目指すということで、国はことし6月に計画を受理したということです。
会社では患者を35人募集して、仙台市にある東北大学病院で臨床試験を行う計画です。
臨床試験で効果と安全性が確認されれば、グループでは、2021年度以降に国から医薬品として承認を受けることを目指すとしています。
「生命科学インスティテュート」の木曽誠一社長は、「脳梗塞による手足のマヒや言語障害でつらい思いをしている患者に新たな治療法を提案できるよう臨床試験を進めたい」と話していました。NHK NEWS WEBより
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