韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は19日午前、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)での2日目の首脳会談を終え、「9月平壌共同宣言」に署名した。正恩氏は記者会見で「朝鮮半島の非核化」の意思を明らかにした。だが、新たな非核化措置は米国の対応次第と、一方的に条件を付けた。見返りを要求するのは確実で、世界を再びだまそうとしている可能性もある。
「朝鮮半島を核の脅威がない平和の地にするため、積極的に努力すると確約した」
韓国・聯合ニュースによると、正恩氏は記者会見でこう述べ、非核化の決意を明らかにした。さらに、「近いうち(=年内)にソウルを訪問することを約束した」とも語った。
一見、正恩氏が非核化に踏み出したように受け取れる発言だが、その意思は怪しい。文氏は記者会見で、「米国の相応の措置を踏まえ、寧辺(ニョンビョン)核施設の永久廃棄のような追加措置も講じることにした」と、まるで代理人のように語った。
北朝鮮はこれまで、米国に対し、朝鮮戦争(1950~53年)の「終戦宣言」を繰り返し求め、対北朝鮮制裁が続いていることに不満を表明していた。「相応の措置」は終戦宣言や制裁緩和である可能性が考えられる。
正恩氏の非核化の意思が定かでないなか、共同宣言には、経済的苦境にある北朝鮮を利するような内容が盛り込まれた。
2016年に閉鎖された南北経済協力事業「開城(ケソン)工業団地」の操業再開と、中断中の「金剛山(クムガンサン)観光事業」について、条件が整い次第正常化するとされた。いずれの事業も、北朝鮮にとっては貴重な外貨収入源であり、「北朝鮮の非核化」が完全に達成されない限り、決して認められない措置だ。
米国も同様の懸念を抱いているようだ。
米国務省のヘザー・ナウアート報道官は18日の記者会見で、マイク・ポンペオ国務長官が国連安全保障理事会の北朝鮮関連会合を27日に主宰すると発表し、会合で関係国に対して「現行の制裁を堅持することの必要性を訴える」としたのだ。
口先だけの非核化で国際社会は納得しない。夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年9月19日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿