インド政府は日本の新幹線方式を導入する高速鉄道計画で、180両(18編成)の車両を700億ルピー(約1,091億円)で日本企業から調達する考えだ。政府高官の話としてエコノミック・タイムズ(電子版)が5日伝えた。
採用するE5系の車両は、官民連携(PPP)方式でインド国内で組み立て生産する。事業を管轄するインド国鉄は近く工場設置の手続きに入る予定。政府高官は「川崎重工業と日立製作所が参画するだろう」と話した。
E5系は日本では川崎重工と日立が製造。インドの高速鉄道計画でも両社が受注することが有望視されている。ただ、川崎重工の担当者はNNAに対し「現時点で発注された事実はない」と説明した。同社は昨年6月、国営電機大手バーラト重電機(BHEL)とステンレス鋼製電車工場の建設に対する技術支援で提携。高速鉄道向け車両の共同受注に向けて協業することでも合意している。
高速鉄道計画は、西部ムンバイとアーメダバード間の約500キロメートルを結ぶ。政府は19年1月をめどに本格着工し、22年末までの開業を目指している。政府高官によると車両の速度は時速325~350キロ。エコノミークラスとファーストクラスを用意し、ムンバイ―アーメダバードの運賃はエコノミークラスで3,000ルピー以下を予定する。
アジア経済ニュースより
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2018年9月7日金曜日
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