ジェームズ・マティス米国防長官と、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が「北朝鮮問題でタッグを組んだ」との見方が浮上している。北朝鮮の「完全非核化」へ具体的な動きが見えないなか、マイク・ポンペオ国務長官からは融和的な発言も飛び出している。「狂犬」「死神」との異名を持つ、対北強硬派の2人の連携は、米政権内で距離があるポンペオ派を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。
「われわれは信頼する同盟国として、緊密に協議を継続している」
マティス氏は6月29日、4日間の東アジア歴訪の最終地となる日本で、安倍晋三首相や小野寺五典防衛相らと相次いで会談し、こう語った。北朝鮮の「完全非核化」の目標堅持を表明し、核放棄まで国連制裁を維持する方針を繰り返した。
北朝鮮への強硬姿勢を強調したマティス氏に対し、金正恩(キム・ジョンウン)政権との交渉を主導するポンペオ氏は発言を軟化させている。
24日にはCNNのインタビューで「2カ月であれ6カ月であれ、期限は設けない。(米朝)首脳間で決めた目標を達成できるよう迅速に取り組む」と述べた。
ポンペオ氏は13日、ドナルド・トランプ大統領の1期目の任期が終わる2021年1月までに非核化を実現させたいと説明していただけに、米朝間の具体的な行程表策定で難航している可能性がうかがえた。
米朝首脳会談(12日)から2週間が過ぎても、非核化に向けた北朝鮮の具体的な動きが見えないなか、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は28日、複数の米当局者の話として、ポンペオ氏が今週に平壌(ピョンヤン)を訪れると報じた。
そのポンペオ氏とマティス氏は、対北朝鮮認識で食い違いが際立っているが、トランプ政権で異変が起きているのか。
米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「ポンペオ氏は『未来の大統領』を狙っているとされ、政治的判断で動く人間という見方もある。ワシントンでは、マティス氏とボルトン氏が最近会談し、『政治的な動きを牽制(けんせい)していかないといけない』という話し合いをしたと伝えられている」と説明した。
北朝鮮の裏切りを許さないため、「狂犬」と「死神」がにらみを利かせているようだ。
夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年7月2日月曜日
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