2018年7月1日、米華字メディア・多維新聞によると、中国は空母艦隊の拡充を図り、2025年までに複数隻の空母と大型強襲揚陸艦を建造しようとしている。
米外交専門誌ザ・ディプロマット(電子版)によると、中国はステルス性の高い055型ミサイル駆逐艦の配備を進めるとともに、空母の建造も急ピッチで進めている。中国人民解放軍は2025年までに空母4隻を建造する計画だが、事実上7隻となる可能性が高いという。
空母とともに建造が始まったのが大型強襲揚陸艦で、米国のアメリカ級強襲揚陸艦やワスプ級強襲揚陸艦と酷似しており、排水量や艦型などもほぼ同等だ。
なお、米国は10万トン級の超大型空母(スーパー・キャリアー)を11隻保有しているが、固定翼機の運用も可能な強襲揚陸艦も9隻保有している。強襲揚陸艦の扱いとはいえ航空運用能力は高く、事実上の空母といえる。
中国の075型強襲揚陸艦も固定翼機の運用能力を持つとされ、中国海軍は25年までに全面配備する計画だという。その時期には運用可能な固定翼機も配備済みの予定で、空母としても運用できるようになるとみられている。
25年には空母4隻に、固定翼機も運用可能な強襲揚陸艦が加わり、事実上7隻となる。中国の国防費は年7%以上のペースで増加しており、25年以降も空母がさらに増える可能性がある。
25年は太平洋地域における海軍力バランスのターニングポイントになる可能性が高く、中国が米海軍空母打撃群のアジアにおける支配的地位を脅かすようになるかもしれない。
レコードチャイナより
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2018年7月2日月曜日
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