2018年7月1日日曜日

ヒグマが20キロ泳いで「利尻島」上陸 両陛下の歓迎行事に影響の懸念

■被害は確認されていないが

日頃、事件や事故とは無縁な北海道利尻島が揺れている。島内では106年前に駆除したはずのヒグマが、約20キロ離れた稚内市から泳いで上陸し、6月15日にはその姿が固定カメラに映し出されていたからだ。

目下のところ、ヒグマによる被害は確認されていないが、北海道庁は6月22日、利尻町と利尻富士町に猟銃などによる捕獲許可を出した。地元記者によれば、「島内にトド撃ち猟師はいますが、ヒグマ猟師はいません。許可なく、ヒグマを撃ち殺したら鳥獣保護管理法違反で罪に問われる可能性があるのです。北海道庁が異例ともいえる早さで捕獲許可を出したのは、やはり慶事を目前にしているからでしょう」

その慶事とは、天皇皇后両陛下による利尻島訪問だ。皇室ジャーナリストが解説するには、「実は、2011年5月~6月に両陛下が利尻島を訪問する計画がありました。ですが、その年の3月に東日本大震災が発生して延期になり、翌年には天皇陛下が心臓の手術を受けられて中止になった経緯があります」

■一刻も早い駆除

今年は、蝦夷地が北海道と名称されてから150年。8月5日に札幌市で開催される記念式典に両陛下も出席される予定で、その前後に利尻島を訪れる見通しだという。

「両陛下が島を訪れるまでにヒグマを捕獲できなければ、万が一を考えて、利尻富士やリシリリンドウが咲き誇る場所などをご覧いただくことはできません。それで一刻も早く、ヒグマを駆除する必要があるのです」

両陛下をお迎えするにあたり、他に歓迎行事の計画はあるのか。利尻町役場の総務課に聞くと、「現時点では計画していません。宮内庁から正式に打診されていないので」

島民たちも、クマっているのだ。デイリー新潮より

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