2017年9月18日月曜日

トランプ大統領、戦略爆撃機の前で「対北軍事オプション」を強調

2017年9月16日、米国のトランプ大統領が、15日早朝の北朝鮮のミサイル発射を受け、朝鮮半島有事の際に投入されるB2戦略爆撃機の前に立ち「審判の日」という表現まで使い、対北朝鮮への軍事オプションを強調した。韓国メディアのJTBCが伝えた。

トランプ大統領がアンドルーズ空軍基地を訪れ、F35など先端戦闘機を見て回った後、B2戦略爆撃機の前で、「F35がごう音を上げている姿を見れば、審判の日が来たことが分かるだろう」とし、「(北朝鮮は)周辺国と全世界を、とことん軽んじる姿を見せた」と警告した。

また「北朝鮮の脅威に対処する私たちのオプションは、効果的かつ圧倒的という点を確信している」とも述べた。

一方で、取材陣の「外交的オプションが全てなくなったのか」との問いに対しては、「そうではない」と答えた。

ホワイトハウスのマクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官も「私たちには、軍事オプションがある」と言いながら経済的・外交的制裁を強調した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮も吠える犬は噛まないことを知っている」「無駄口叩かず、中国に圧力を加えろ」「口先だけか、本当にやるのか」「こんな状況でも対話をするのか」など、トランプ大統領の発言に懐疑的な意見が寄せられた。

また、北朝鮮に800万ドル(約8億9000万円)の人道支援を検討している
文在寅(ムン・ジェイン)政権に対し、「文在寅大統領、対北支援の目的は何だ?飢えに苦しむ北朝鮮住民のためか?もしそうなら、金正恩(キム・ジョンウン)体制を崩壊させ、北朝鮮住民を抑圧と弾圧、飢餓から解放し、自由にすることの方が先だ。対北支援は金正恩を利するだけだ」と、否定的な意見がみられた。

その他に、「大韓民国国民として、自国の大統領よりも、米国と日本のリーダーの方が頼もしくみえる理由は何だ?」「韓国の大統領がすべきことをトランプがして、北朝鮮リーダーがやるべきことを韓国大統領がしている」など、他国リーダーに言及した意見や、「北朝鮮滅亡の日が近づいている」とするコメントもあった。  レコードチャイナより

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