神戸市長田区で指定暴力団神戸山口組から離脱した任侠山口組の織田絆誠代表(50)の警護役組員(44)が射殺された事件で、任侠側が事件当日の12日、「事件の流れ」として状況を報告する文書を傘下組員に送信していたことが分かった。文書では襲撃グループを「3人」と断定し、警護役組員が織田代表らを守るため、グループの1人を押さえ込もうとした末に射殺されたなどと記している。
「本日午前10時05分の代表が襲われた事件の流れです」
こうした書き出しで始まる文書や文書の画像が12日から暴力団関係者の間で出回っている。
捜査関係者や現場付近の防犯カメラの映像によると、織田代表らは現場近くの自宅から車3台に分乗して出発。路地から幹線道路(神戸市道・山手幹線)に出る際、織田代表が乗る先頭のワゴン車が前から来た黒の乗用車に衝突され、停車。車を運転していた男ら少なくとも2人に襲撃されたとみられているが、文書では「敵の車一台と人間2名計3名で挟み撃ちされた」としている。
襲撃に気づいた警護役組員が2台目の車の助手席から飛び出し、車の男ともみ合いになっており、文書は「山幹(山手幹線)の中央分離帯まで、押し込んで行き代表の車を避難させた。その間、後ろにいた敵2名は、スワット(護衛担当)が追いかけて行ったため、腰が引けて逃げた」と説明している。
その後、黒の車の男は2発を発砲。文書では発砲の瞬間について「残念なことに命懸けで代表を守るべく、相手を押さえ込んだ付き(人)の顔面に弾が当たり不幸にも命を落としてしまいました」と記述。「結果的に体を張って相手を押さえ込んだことで、後ろの2名が逃げたと思う。手柄なので、供養をしてあげてください」と締めくくっている。
捜査関係者によると、任侠山口組は4月の結成以降、内部文書をファクスやSNSなどで送信しており、今回の文書は現場に居合わせた組員から聞き取り作成したとみられる。
暴力団関係者は「文書で織田代表の護衛担当を『スワット』としているが、神戸山口組の中核組織『山健組』の護衛や抗争時の実動部隊の呼称であり、織田代表ら山健組出身者が多い任侠ならではの表現だ。『山幹(やまかん)』など地元特有の表現からも任侠関係者が作成した可能性は高い。組員の動揺を抑えるために配布したのだろう」と指摘している。 夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年9月16日土曜日
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