北朝鮮のリ・ヨンホ外相が太平洋上での水爆実験に言及したことについて、専門家は、北朝鮮が太平洋に向けて核爆弾を搭載したミサイルを発射し、公海の上空で爆発させるやり方で核実験を行うのではないかという見方を示しました。
原子核工学が専門で核爆弾の構造に詳しい東京工業大学先導原子力研究所の澤田哲生助教は、太平洋上での核実験のために北朝鮮が核爆弾を飛行機や船舶で運ぼうとすると、アメリカなどによって阻止されると見られることからミサイルに搭載して太平洋に発射する可能性が高いと指摘しました。
澤田助教によりますと、北朝鮮がこれまでに行った核実験の威力から推定すると、上空数キロの高さでの爆発であれば、爆風や放射性物質による影響を抑えられると見られるということです。
澤田助教によりますと、北朝鮮がこれまでに行った核実験の威力から推定すると、上空数キロの高さでの爆発であれば、爆風や放射性物質による影響を抑えられると見られるということです。
そのうえで「実害を抑えたうえで爆発させるというデモンストレーションを行うことで、特にアメリカに対し自分たちの実力を示すことができる」と述べ、北朝鮮が今月15日に北海道の上空を通過して弾道ミサイルを発射したように太平洋上にミサイルを発射し、公海の上空数キロの高さで爆発させるやり方で核実験を行うのではないかとの見方を示しました。
また澤田助教は「過去に太平洋上で行われた実験では、事前に通告して周辺海域に漁船や一般の船舶が入らないようにしていたが、北朝鮮が同様の通告をするかどうか疑問を感じる」と述べ、漁船などが操業している海域で核実験が行われることに懸念を示しました。 NHKニュースより
また澤田助教は「過去に太平洋上で行われた実験では、事前に通告して周辺海域に漁船や一般の船舶が入らないようにしていたが、北朝鮮が同様の通告をするかどうか疑問を感じる」と述べ、漁船などが操業している海域で核実験が行われることに懸念を示しました。 NHKニュースより
0 件のコメント:
コメントを投稿