■11位~8位
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世界最大のSNSである「フェイスブック」は、約20億人の膨大な個人データを抱えている。もし、これらの情報が悪用されたら。
10位(1人) ドラッグ
ドラッグの効果は日に日に強度を増している。たちまち使用者をゾンビに変えてしまう、恐怖の合成ドラッグ「スパイス」については、先日トカナでもお伝えした通りだ。また、ドラッグがもとで引き起こされた「アヘン戦争」の例も忘れてはならないだろう。
画像は「Thinkstock」より引用
理論物理学者スティーブン・ホーキング博士や実業家のイーロン・マスク氏が、AIの危険性を声高に訴えているように、高度に発達したAIが人類に牙を剥く危険性は否定できない。
8位(2人) 不平等
フランスの経済学者トマ・ピケティのベストセラー『21世紀の資本』が明らかにしたように、金持ちと貧乏人の経済的不平等は経済システムが大きく変化しない限り、今後も維持され続ける。さらには、AIとの関連でいえば、今後ロボットが複雑なタスクをこなすようになれば、人間が職を追われることになるかもしれず、その場合、一部の富裕層は私腹を肥やすかもしれないが、大半の労働者はますます貧しくなることが予想される。経済格差が限界を迎えれば、無秩序が横行し、戦争も勃発する恐れもあるだろう。
■7位~4位
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7位(3人) 無知、真実の歪曲
大衆をミスリードするフェイクニュースが大きな問題となっている。大手メディアの隠蔽体質や偏向報道など、何が真実か分からない状況では、健全な社会を運営することは難しくなるだろう。
6位(3人) 原理主知、テロリズム
ISISやイスラーム原理主義者らのテロ行為は、すでに世界的な脅威だ。もし、彼らが核兵器や生物兵器を手に入れたら、とんでもない事態が招かれることは容易に想像できる。
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5位(3人) ドナルド・トランプとその他の無知な指導者たち
多くの科学者は、気候変動の存在さえ疑問視するトランプに否定的だ。今後、世界中でポピュリズムがますます人気を得ることで、人類の真の脅威を見誤るリーダーが選出され、恐ろしい未来を招くことになるかもしれない。
「トランプはバットマンの映画で悪役を演じられるよ。彼がすること全てが悪質で自己中心的だ。トランプは類稀にみるほど無知で、性格が捻じ曲がっている」(2003年ノーベル化学賞受賞者ピーター・アグレ)
「科学がトランプに対してできることは多くないと思いますよ」(匿名の受賞者)
4位(4人) 自己中心性、不誠実、人間性の喪失
他者を敬えなくなることで、異なる文化や人種の人々を劣ったヒト以下の存在(subhuman)と見なすようになり、大量殺戮を招く可能性がある。数十年前とは比較にならないほどの大量破壊兵器が存在する今、その被害は数百万人では済まないかもしれない。
■3位~1位
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3位(4人) 感染病、薬物耐性
新種の病気が出現、猛威を振るう可能性は常にある。たとえば、14世紀に突如流行した黒死病(ペスト)は、ヨーロッパ人口の30~60%を削った。同様の事態がこれから起こらないとも限らない。
「可能性は低いですが、無視できない脅威がいくつかあります。パンデミック、核戦争、人工知能です」(匿名の受賞者)
2位(12人) 核戦争
もし、アメリカとロシアが戦争を開始、核兵器を使用した場合、最悪の事態を想定しなければならない。それに加え、北朝鮮のミサイルも、近隣諸国のみならず全世界的な脅威となっている。多くのノーベル賞受賞者が核戦争を人類最大の脅威とするのも無理のないことだろう。
1位(18人) 人口増加、環境問題
世界人口は2050年までに97億人、2100年までに112億人に達するといわれている。また、気候変動により深刻な自然災害が引き起こされる恐れは常々指摘されたきた。
「氷河期以来、人類は劇的な気候変動に大忙しです。しかし、科学には化石燃料に経済的に依存したシステムを変えるポテンシャルがあります。言い方を変えれば、再生可能エネルギーが化石燃料より安くなれば、人々はすぐに化石燃料を放棄するということです」(2006年ノーベル物理学賞受賞者ジョン・C・マザー博士)
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一方で、人類の未来を楽観視する声も大きかったという。匿名の受賞者ら曰く、「人類はより良い世界を創造することに成功してきた」、「究極の保険は、人間を多惑星種にすること。この点において科学は明らかに重要な役割を担っている」と、地球での存続が可能とする意見や、他惑星での種の保存も視野に入れた意見が飛び出したとのことだ。
さて、ノーベル賞受賞者らによる人類滅亡予想は如何だっただろうか? 上位に食い込んだ脅威はおおむね予想通りだったかもしれないが、注目すべきは11もの異なる脅威が飛び出したことだろう。今回ランクインしなかった隕石衝突、突然の氷河期の到来、超巨大地震の発生なども考慮すれば、人類があらゆる滅亡要因に囲まれていることが分かる。一体、人類はどんな終末を迎えるのだろうか? 今回のノーベル賞受賞者らの予想が現実のものとならないよう願うばかりである。トカナより
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