2015年2月15日日曜日

イスラム兵の自爆テロ

イラク兵を装ったイスラム国兵士20名余りがイラクにあります米軍基地を攻撃しています。
目論みは失敗したと報じられていますが、基地の入り口までイスラム国兵士が来たことに対してアメリカは衝撃を受けているようであり、仮にイスラム国側がロケット砲を米軍基地の回りに配備し、救出部隊が到着した時に一斉攻撃した場合、壊滅的打撃を受けることもあり得ます。
当然、米軍基地の回りを重点的に空爆することになるのでしょうが、民間人も多くおり、無差別的に空爆できるものではなく、アメリカは対応に苦慮していると言われています。
イスラム国側が先にロケット砲で米軍基地を総攻撃するのか、それとも米軍が無差別的に基地の回りを攻撃するのか、どちらかのオプションしかありませんが、オバマ大統領はどちらを選択するでしょうか?
どちらも政治的に厳しい選択となりますが、最悪の場合、両方とも失敗することもあり得る訳であり、最悪の場合を想定しなくてはいけないような状況にアメリカは追い込まれていると言えます。

イスラム国が弱体化しているという報道がされていますが、もしそうであるのなら米軍基地が攻撃されるようなことはあり得ません。
イスラム国はつかみどころのない遊軍が集まったゲリラ組織ではなく、今や金貨を鋳造し外貨収入も得る組織となっており、日々巨大化しつつあります。
イラクの油田地帯を次第に支配下におきつつあるとも言われており、もしここがイスラム国側にわたれば、彼らの資金力は一国並みの経済力を持つことになり、国が崩壊しつつあるイエメンから武器を大量に仕入れかつイエメンの反政府ゲリラと連合を結べば、とてつもない国が出来上がります。
更にイエメンがイスラム国側につけば、中東から出てくるタンカーは全て狙われることになり、一発でもタンカーが爆破されれば保険がおりず、タンカーは運航出来ず日本には石油は入ってきません。 自衛隊が守りながらタンカーを運航させない限り日本に石油は入って来なくなるのです。

イラクの米軍基地(海軍基地)が狙われたことは事態はかなり厳しい状況にあると言えます。                                     NEVADAより参照
中東の戦闘は激化の一途と辿っている、ウクライナでも戦闘がやみそうもない、ギリシャ問題も解決の見通しが見えない。世界はこれからどのようになるのか、誰も分からない、行くところまで行くしかないのかもしれないが、その時は日本も大きな影響を受けることなる。

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