2012年3月31日土曜日

ギリシャの選挙が4月に始まる

ユーロ圏内の首脳の危機意識が薄れ、1兆ユーロと言われてきました金融安全網8000億ユーロまでしか出来ず、しかも、この8000億ユーロも日経新聞も指摘していますが、実態のない上げ底であり、実際には5000億ユーロしかなく、これでは次のギリシャ・ポルトガルで終わってしまい、スペイン、イタリアは救済出来ません。

そのギリシャでは、選挙が4月10日解散・5月6日投票となったようで、4月10日から事実上政治は機能しなくなりますが、問題は与党の支持率が今の段階でも10%しかなく、緊縮財政の内容が更に明らかになってくれば、この10%ですら危うくなってきます。

野党にはユーロ離脱派が多く、選挙で与党が大敗し、野党連合が政権を取れば、ギリシャの次回の国債借り換えが出来ない事態に陥ります。日経新聞より

ギリシャの危機は去っていません。ユーロ圏の金融安全網の基金が1兆ユーロに引き上げされましたが、名目安全網は8000億ユーロですが、実際には5000億ユーロしか集まらず、1兆ユーロの半分程度です。上記の通りこれでは資金不足になり財政赤字の国の支援金には不測事態に陥ります。さらに、ギリシャは総選挙が4月10日解散、5月6日投票という、1ヶ月余りの政治空白が生じます。与党の支持率は10%ををかろうじて維持しているものの、緊縮予算に反対する野党の支持率が急上昇とのこと、野党が政権を取ればユーロ圏からの離脱が現実のものになります。

4月、5月の欧州連合から目が離せません。

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