2012年3月20日火曜日

ギリシャの再建は困難を極める

【ローマ=共同】ダウ・ジョーンズ通信によると、ギリシャの中央銀行は19日発表した年次報告書で、同国の2011年の財政赤字が国内総生産(GDP)比で10.6%に達する見込みだと明らかにした。政府はこれまで9%台としていた。


 同国の経済成長率について、12年はマイナス4.5%とした。13年もマイナス0.5%と、6年連続のマイナス成長を予測。今年の失業率については、19%以上に高止まりするとした。

そして、債務比率120%など達成出来なく、実際には削減前の160%から拡大することもあり得ます。経済が減少(縮小)すれば、債務比率は拡大するからです。


ユーロ圏から第2次支援を受け、ギリシャの債務危機は去ったかのように思われていますが、肝心のギリシャの経済成長がマイナス成長では、ギリシャの再建は困難を極めます。失業者も19%台で推移しています。13年度の経済成長の予測は低く見積もられているような感じがします。経済成長を見込めるものがないに等しい感が否めません。このままでは、第3次支援が必要な事態に陥るかも知れません。ユーロ圏には支援するだけのお金があるのでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...