17.5%の利回り(ギリシャ)
金融市場は一見落ち着いていますが、新ギリシャ国債利回りは17.5%となっており、あの債務削減で一体何が変わったのか、となります。
今の17.5%では新規国債発行は事実上不可能であり、ギリシャは次の5月の償還も今回と同じようなドタバタ劇を演じることになりますが、ギリシャ国民は押し付けられた緊縮策を実行するはずもありません。
17.5%の利回りが20%をこえてきた時、金融市場は再度の激震にみまわれるはずですが、ヨーロッパにはポルトガル、スペインという爆弾が控えており、ギリシャを救う方法はありません。
NAVEDAのブログ引用
ギリシャの国債の金利が17.5%とサラ金並の金利です。これでは新規に国債を発行することは困難な状況です。公務員の賃金も大幅に引き下げられ、公務員の年金も大幅に削減されました。
NAVEDAが指摘しているように5月の償還はどうするのでしょうか。ギリシャへの第3融資が行われるほどユーロ圏にお金があるのでしょうか。無ければギリシャはデフォルトを宣言するしか道がなくなります。今までの支援は水の泡に消えて無くなり、ギリシャがユーロ圏を離脱するかも知れません。
機関投資家は怖くてギリシャの国債を購入するわけがありません。債務削減の苦虫を味わっています。損を覚悟で国債を購入するほどお馬鹿さんではないはずです。
これからの展開はいかになるでしょうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2012年3月21日水曜日
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