2011年8月21日日曜日

世界同時株安再来か

19日付けの新聞に世界同時株安の記事が掲載されていた。日本、米国、欧州、アジアで株が急落している。

19日の東京株式市場は、世界的な株安再来への警戒が強まり、電機、金融など景気動向に敏感業種を中心に値下がりしました。日経平均株価の終値は前日比224円52銭安の8719円24銭と3日続落しました。
米国景気悪化や欧州の債務問題の深刻化を背景に、前日の欧米主要市場で株価が相次いで急落。東京市場では「米国の景気減速懸念が一段と高まった」と受け止められ、ほぼ全面安となりました。
午後2時過ぎに東北地方で強い地震が発生すると売り物がさらに増え、日経平均は一時236円29銭安の8707円47銭まで下げました。
東証一部銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は15.62ポイント安の751.69と、2009年3月16日以来の約2年5ヶ月ぶりの安値。出来高は20億4704万株。売買は代金は1兆3629億円でした。

NY株急反落 419㌦安

18日のニューヨークの株式市場は、世界景気の先行きに対する懸念が改めて広がる中で、投資家の心理が大きく冷え込み、全面安の展開となりました。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比419.63㌦安の10990.58㌦と大幅反落で終わりました、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同131.05ポイント安の380.43。
先週は乱高下の展開となった米株価は今週には入り、一進一退の小康状態が続いていましたが、景気不安が解消されない中、ダウは10日(519.83ドル安)以来、約1週間ぶりの大幅な下落となりました。アジア、欧州の株価も下げが目立ち、再び世界同時株安の様相を呈してきました。

アジア株

19日のアジア主要株式市場は、欧米株価の大幅下落を受けて幅広い銘柄が売られ、全面安となりました。
日本時間正後時点で、韓国ソウル市場の総合株価指数は前日終値比84.22ポイント(4.53%)安の1776.36に急落。台湾加権指数は同2.90%、香港ハンセン指数は同2.64%、シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数は同2.53%それぞれ下げています。

欧州も大幅に

週末の19日欧州株式市場の株価は、世界経済の減速や欧州の債務問題を巡る懸念を背景に大幅続落して始まりました。市場関係者は「投資家心理が再び弱気に傾いており、リスク回避の売りが強まっている」としています。
英国時間午前8時半(日本時間同日午後4時半)現在、ロンドン市場のFT100種平均株価指数は前日終値比1.13%安。ドイツ株式主要30銘柄指数(DAX)は1.34%安、フランスのCAC40種指数は3.77%安。

これだけ世界の株価が急落すると、世界全体に与える経済への影響は大き過ぎる。欧州で債務問題がパンクすれば世界同時恐慌へと突入する可能性が高くなる。ユーロ圏の中で唯一経済が順調なドイツも経済が伸びが鈍化(0.5%増の予想が0.1%しか伸びていない)して来ている。ドイツ経済がマイナスになればお手上げの状態になる。そうなればいつもまでPIIGS(ポルトガル・アイルランド・アイスランド・ギリシャ・スペイン)を支えきれなくなる。先行きが不透明な状態になりつつある。まさしく時限爆弾を抱えた状態である。いつかは、爆発する。

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