小出裕章著の「原発のウソ」の本を読みました。友人のI氏から借りた本ですが、原発の恐ろしさをあらためて知ることが出来ました。
福島原発で今起きている事態を収束させるために、日々、放射能の晒されながら、奮闘している下請け労働者に対して敬意を表したいと思います。
福島原発の事故が、いまだに収束に向かっていない事態をどのように考えるのか、福島原発から放出され続けている放射性物質が、どのように拡散しているのか。収束の目処は立つのか、等々。
いまだに分からないというのが正解なのではないかと思います。しかし、確実に福島原発からは放射能が確実に拡散していることは事実で、農産物、海産物、そして人間への放射能の被害、特に人間の放射能の被害はすぐには出て来ません。5年後、10年後に白血病やガンなどが増えるのではないかと予想されます。
人間が1年間に浴びてもいい放射線は1msvが限界だと言うこと、出来れば放射能は1msvでも浴びることは避けた方がいいと書かれています。福島の地域では年間限度量を20msvまでは許容範囲だと言うことで、被爆量を引き上げました。1msvは10000人に一人がガンで死んでいく確率で、それを20msvに引き上げると500人に一人がガンで死んでいく確率になります。安全よりも現実の汚染に数字を合わせるという、無茶苦茶な事になっています。
特に子どもの場合は、放射線を浴びると大人よりも影響が大きいと教授は述べています。福島の学校の1時間当たりの空間線量率は3.8msv未満の学校には、通常通り校舎や校庭を利用させると言うことです。
とても高い放射線量を設定したと怒りを込めて書いています。通常大人が浴びてもいい基準が年間1msvです。子どもは放射能には敏感に反応するので、1日8時間屋外でいることを前提として3.8msvという数値を導き出したという言います。これは常軌を逸した基準だと述べています。
将来の子どもたちが大きくなり放射能の被害が出始めれば、誰が補償してくれるのでしょうか。また結婚もし、子どもが生まれれば障害児が生まれる確率も高くなるのではないかと思います。
早く、福島原発からの放射能の放出を止めなければ東北地方は放射能に汚染された、死の土地になってしまいます。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年8月5日金曜日
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