2018年12月3日月曜日

なぜ日本の宇宙技術は急速に発展できた

2018年11月29日、韓国・中央日報は「数万キロの上空と地上をつなぐ…宇宙エレベーターを造る日本」との見出しで、日本の宇宙エレベーター計画について報じた。

記事は、2003年10月の宇宙航空研究開発機構(JAXA)発足からわずか15年で日本の宇宙技術が急速に発展した最も大きな理由として「宇宙産業に対する国家的リーダーシップ」を挙げ、「日本政府はJAXA設立から3年後の08年に宇宙基本法を制定、翌年には宇宙基本計画を樹立し、12年には宇宙戦略室と宇宙政策委員会を新設するなど、政府主導で宇宙開発政策に弾みをつけている」と説明している。

このように、JAXAは「世界初」を記録するための技術開発を続けており、そのうちの一つが「宇宙エレベーターの構築」実験。静岡大研究チームと共同で超小型衛星2機を打ち上げ、宇宙エレベーターを構築する実験も進めているという。宇宙空間の衛星を連結した長さ10メートルの鋼鉄ケーブルに沿って模型エレベーターを移動させる実験で、これを通じて数万キロ上空の静止軌道衛星と地上を連結する宇宙エレベーターを開発するというもの。スペースシャトルでは貨物1キロ当たり2万2000ドル(約250万円)ほどかかるが、宇宙エレベーターならおよそ100分の1の200ドルまで下がると予想されている。

記事はこのほか「政府と民間の協力も成果の背景に挙げられる」として、JAXAからロケット打ち上げ事業を移管された三菱重工業を代表的な事例として伝えている。

これを受け、韓国科学技術企画評価院のイ・ジェミン副研究委員は「韓国宇宙産業の発展のためには、政府主導の宇宙開発計画と産業化が必要な民間分野を分離する役割分担政策を推進する必要がある」と指摘したという。

韓国のネット上では「日本は液体エンジンロケットを1960年に打ち上げたけど、韓国は昨日(笑)」「NASAの予算2兆4000億円、JAXAの予算1800億円、KARI(韓国航空宇宙研究院)の予算800億円。つまりお金の問題」「韓国が防衛産業の不正や最近の順実(チェ・スンシル)ゲート事件、四大河川事業に膨大なお金を費やしている時、外国は宇宙開発に力を注いでいた」「歴史問題では日本が嫌いだけど、技術は学ぶべき」「
文在寅(ムン・ジェイン)政府が雇用に使った予算は5兆4000億円」「安倍首相は新成長戦略としてロボット事業に多くの予算を当てたみたいだけど、成果はどう?。原発の復旧に米国ロボットの力を借りているし、世界ロボット大会では国家主導でもない韓国のロボットに負けている。今回もきっと日本国民の血税を食い尽くすだけ」「日本のGDPを韓国が超える日はそう遠くない。北朝鮮と韓国が経済協力をしたらすぐだ」など、さまざまなコメントが寄せられている。レコードチャイナより

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